●ナス科ナス属
 ナス属は合弁花で、雄しべは5個、花糸は太短く、葯の基部に付く、葯は互いに接して花柱を囲み、先端に穴が開いて花粉を出す。果実は液果。
 岩湧山にはヒヨドリジョウゴ、マルバノホロシ、イヌホオズキ、アメリカイヌホオズキが見られる。前2者はツル性植物で、ヒヨドリジョウゴは茎・葉に毛が多く、マルバノホロシには毛が殆ど無い。ヤマホロシとの違いは葉の葉柄に近い所は急に膨らんでいるのに対し、徐々に細くなっており前後対称である。後2者は見分けにくく、イヌホオズキの花軸は分散するが、アメリカイヌホオヅキは1点に集まる。

つる性┬全体に腺毛─下部の葉が深裂→ヒヨドリジョウゴ
   └毛がない─葉は深裂しない─基部は楔形→マルバノホロシ
茎は直立┬茎は太い─中軸あり─花大─果実無光沢→イヌホオズキ
    └茎は細い─散形花序─花小─果実光沢→アメリカイヌホズキ

野 草 下部の葉 葉の基部 花の色 その他
ヒヨドリジョウゴ 3〜5に深裂 浅い心形 白色 毛が多い
ヤマホロシ 3〜5に深裂 円形・切形 淡紫色・白色
マルバノホロシ 深裂しない 楔形 淡紫色 葯は楕円形
オオマルバノホロシ 深裂しない 円形 紫色 葯は披針形,液果は楕円形
野 草 果実
イヌホオズキ 太い 波形の鋸歯 大きい、白色 無光沢、大きい、果軸に分散
アメリカイヌホオズキ 細い 粗い鋸歯 小さい、淡紫色・白色 光沢、小さい、果軸の先に集中


ヒヨドリジョウゴ
マルバノホロシ
イヌホオズキ
アメリカイヌホオズキ

●ナス科ホオズキ属、ハダカホオズキ属、イガホオズキ属
 
ホオズキ属のヤマホオズキ/山酸漿は花の後、萼が大きく袋状になり、果実をすっぽり包む。ハダカホオズキ属のハダカホオズキ/裸酸漿は花が終わると、果実を包まない。イガホオズキ属のイガホオヅキ/毬酸漿は花が終わると、萼が大きくなり、果実を包むようになる。

野 草

果実
ヤマホオズキ 白色、裂片が反り返った鐘形 緑色の袋が液果を包む
イガホオズキ 淡黄色、裂片が反らない広鐘形 緑色の萼が伸び液果を包む
ハダカホオズキ 淡黄白色、裂片が反り返った帽子形 赤い液果が剥きだし

ヤマホオズキ/山酸漿

イガホオズキ/毬酸漿

ハダカホオズキ/裸酸漿


[PR]湘南美容外科で働きませんか?:全国19院。医師、看護師ほか募集中