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●タデ科タデ属
 タデ属は蕎麦や藍が含まれている。花弁はなく萼が花披片として4又は5裂し、托葉は鞘状又は葉状となり茎を巻く。花の後、外側の花披片が大きくなるものが多い。
 岩湧山には下記10種の花がある。ミズヒキギンミズヒキは花の色が紅白か白色かで違いが分かる。中には全体が薄紅色を帯びているものがある。イシミカワは丸い緑色の花で他とは明らかに異なる。花が集まるグループでは、モノトーンタイプは花の少ない白いミヤマタニソバと紫色を帯びるタニソバがある。紅白ツートーンタイプの花には刺があり、葉の形によって矛形のミゾソバ、矢尻形で茎を抱くアキノウナギツカミ、基部が切形のヤノネグサ、という違いがある。花穂をつくるタイプでは、花序が短いグループでは、赤い花が密に付くイヌタデ、白い花が疎らに付くハナタデがあり、長いグループは先が垂れ、紅色の花が密に付くオオイヌタデ、疎らに付くポントクタデ、花が緑白色で粘り気のあるネバリタデがある。白花のイタドリは多くあるが、赤味を帯びたベニイタドリは少ない。

ツル性─短い線状の花序─緑色の花─つば状の苞・茎の刺→イシミカワ
円錐状の花序─茎が中空で大型┬花・果実が白色→イタドリ
              └花・果実が紅色→ベニイタドリ
頭状の花序┬花が密┬ツートーン┬葉が矛形→ミゾソバ
     │   │     ├葉が茎を抱く→アキノウナギツカミ
     │   │     └葉が切り形→ヤノネグサ
     │   └淡紫色・花被片4裂 葉が茎を抱く→タニソバ
     └花が疎ら─白色─葉が三角形→ミヤマタニソバ
長い線状の花序┬直立┬花が密─紅色→イヌタデ
       │  └花が疎ら┬葉が細い・花被片5裂─淡紅色→ハナタデ
       │       └葉が広い・花被片4裂┬ツートーン→ミズヒキ
       │                  └白色→ギンミズヒキ
       └先が垂れる┬花が密→オオイヌタデ
             └花が疎ら─薄紅色→ポントクタデ
             └花が疎ら─緑色 花序の下部が粘り→ネバリタデ

野 草 花披片
ミズヒキ 上側が赤色、下側が白色 黒い斑紋
ギンミズヒキ 白色
シンミズヒキ 上側が赤色、下側が白色 斑紋はない、葉柄は紅色 中空
ミズヒキ
ギンミズヒキ

野 草

花の数・色・裂数

托葉鞘

イシミカワ 多数、緑色、5裂、基部に丸い苞 葉状、上部円形 三角形
ミゾソバ 多数、上が赤で下が白、5裂 筒形、縁に毛 矛形
アキノウナギツカミ 多数、上が赤で下が白、5裂 筒形、先が斜め 披針形、基部は矢尻形で茎を抱く
ママコノシリヌグイ 多数、上が赤で下が白、5裂 葉状、上部腎円形 三角形
ヤノネグサ 多数、上が赤で下が白、5裂 筒形、縁に毛 披針形、基部は切形
タニソバ 多数、帯紫色、4裂 筒形、基部に毛 卵形、葉柄に翼
ミヤマタニソバ 少数、白色、5裂 三角形
イシミカワ
ミゾソバ
アキノウナギツカミ
ヤノネグサ
タニソバ
ミヤマタニソバ

野 草

托葉鞘

葉・茎
オオベニタデ 紅色、密、花序長く下垂 葉状もあり 卵形・基部は円形
オオイヌタデ 淡紅・白色、密、花序長く下垂 毛なし 披針形、節が膨らむ
サナエタデ 淡紅・白色、密、花序短い 毛なし 披針形
イヌタデ 紅色、密、花序短い 縁に長い毛 披針形
ハナタデ 淡紅・白色、粗、花序短い 縁に長い毛 卵形・黒い斑紋
サクラタデ 淡紅色、やや密、花序長い 縁に長い毛 披針形
アイ 紅・白色、やや密、花序長い 卵形
ポントクタデ 淡紅・紅色、粗、花序長く下垂 縁に長い毛 披針形・黒い斑紋
ヤナギタデ 帯紅色、粗、花序長く下垂 縁に短い毛 披針形
ネバリタデ 淡紅・緑白色、粗、花序長く下垂 縁に長い毛 披針形、茎上部に粘液
オオイヌタデ
イヌタデ
ハナタデ
ポントクタデ
ネバリタデ

イタドリ(雄花)
イタドリ(雌花)
ベニイタドリ