[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」


■ユキノシタ科チャルメルソウ属
 岩湧山には、葉が長く切れ込みの大きいオオチャルメルソウ、葉が丸いチャルメルソウの2種類が見られる。

■ ユキノシタ科ネコノメソウ属
 ネコノメソウ属に花弁はなく、萼裂片がその代わりとなる。走出枝を出すものが多い。ネコノメソウの名は裂開したそ果を昼間の猫の瞳孔に例えたものである。
 岩湧山には次の6種が見られる。違いは、ヤマネコノメソウの葉は中央に密に集まり、タチネコノメソウは葉が散漫で、コガネネコノメソウは小型で黄色い四角の花、イワボタンは葉に白い斑が入り、ヨゴレネコノメはおしべの葯が赤く、シロバナネコノメソウは花が白い。コガネネコノメソウは大阪府RDBに掲載されている貴重種である。

葉が緑色┬葉が集まる?葉が互生→ヤマネコノメソウ
    └葉が分散┬花が黄色┬葉が互生?萼が平開→タチネコノメソウ
         │    └葉が対生?萼が直立→コガネネコノメソウ
         └花が白色?葉が対生?萼が斜開→シロバナネコノメソウ
葉が茶色で白斑入り?葉が対生┬葯が黄色い→イワボタン
              └葯が赤い→


ヤマネコノメソウ
タチネコノメソウ
コガネネコノメソウ
シロバナネコノメソウ
ヨゴレネコノメ


共 通

生活環

走出枝

萼裂片

雄しべ

多年草

あるものが多い

4枚

8個が基本


比 較(1)

植物名

漢字名

花茎

走出枝

ヤマネコノメソウ

山猫の目草

10〜20?

長毛が散生

なし

タチネコノメソウ

立ち猫の目草

5〜10?

地中にあり

コガネネコノメソウ

黄金猫の目草

5〜10?

白軟毛

花後に発達

シロバナネコノメソウ

白花猫の目草

5〜10?

白軟毛

花後にあり

イワボタン

岩牡丹

花後にあり

ヨゴレネコノメ

汚れ猫の目

花後にあり

比 較(2)

植物名

根生葉

葉柄

長さ

ヤマネコノメソウ

腎円形

有柄

5〜25?

浅い歯牙

タチネコノメソウ

腎円形

長い柄

5〜18?

3〜7個の鈍歯牙

コガネネコノメソウ

扇円形

5〜13?

5〜9個の鈍歯牙

シロバナネコノメソウ

花期に枯れる

イワボタン

広卵形

1〜2?

ヨゴレネコノメ

卵円形

比 較(3)

植物名

茎葉

長さ

ヤマネコノメソウ

互生

腎円形

1〜3?

平らな鋸歯

タチネコノメソウ

互生

円形

コガネネコノメソウ

対生

扇円形

0.5〜1.5?

5〜10個の丸い鋸歯

シロバナネコノメソウ

対生

扇形

〜1?

数個の半円状鋸歯

イワボタン

対生

卵円形

1〜5?

ヨゴレネコノメ

対生

卵円形

比 較(4)

植物名

萼裂片

おしべ

ヤマネコノメソウ

黄緑色

扁円形

平開

8・4

黄色

タチネコノメソウ

緑色

広卵形

平開

8

黄色

コガネネコノメソウ

鮮淡色

広鐘形

直立

8

鮮黄色

シロバナネコノメソウ

白色

鋭頭

斜開

8

暗紅色

イワボタン

黄緑色

斜開

8

黄〜橙色

ヨゴレネコノメ

暗褐紫色〜淡緑色

直立

4

暗紅色

比 較(5)

植物名

その他

名称

ヤマネコノメソウ

花茎の基部に珠芽

タチネコノメソウ

コガネネコノメソウ

大阪府RDB掲載種

シロバナネコノメソウ

イワボタン

別名ミヤマネコノメソウ

ヨゴレネコノメ

葉に灰白色の汚斑

比 較(6)

植物名

植生地

分布

ヤマネコノメソウ

湿った林内

北、本、四、九

タチネコノメソウ

谷沿いの湿地

本(関東地方以西)、四、九

コガネネコノメソウ

山地沿いの林内の陰湿地

本(関東地方以西)、四、九

シロバナネコノメソウ

谷沿いの湿地

本(近畿、中国)、四、九

イワボタン

太平洋側の山地沿いの湿地

本(関東地方以西の太平洋側)

ヨゴレネコノメ

本(関東地方以西)、四、九

ヨゴレネコノメ

野 草 根生葉の形 葉の長さ 花弁 萼裂片
チャルメルソウ 広卵形 4〜8B 3〜5裂 直立
オオチャルメルソウ 長卵形、鋭い欠刻と鋸歯 5〜10B 5〜9裂 平開
コチャルメルソウ 広卵形、5浅裂 2〜5B 7〜9裂 平開
チャルメルソウ オオチャルメルソウ


■ユキノシタ科ウツギ属
ウツギ属は殆どが落葉低木で、各部に星状毛があるのが特徴である。その名の通り、枝は中空で、葉は対生、円錐花序で多数の花をつけ、花は両性、萼片・花弁は5枚、花弁はふつう白色で、雌しべの花柱は3〜4個、雄しべは10個、花糸に翼があり、萼筒は短い鐘形で、5裂し、果実は椀形のさく果で、花柱が残る。岩湧山には次の6種が確認される。

花が下向きで平開せず┬若枝が褐色一萼・葉裏が灰白色┬花が大→ウツギ
          |             └花が小→コウツギ
          └若枝が緑色┬萼・葉裏が緑色→ヒメウツギ
                └萼・葉裏が灰白色→ウラジロウツギ
花が上向きで平開─花盤が橙色、花序直下の葉が無柄→マルバウツギ

葉裏・萼 若枝 花糸上部 その他
ウツギ 星状毛密生 褐色 大、平開せず 広がる
コウツギ 星状毛密生 褐色 小、平開せず 広がる
ウラジロウツギ 星状毛密生 緑色 小、平開せず 広がる
ヒメウツギ 無毛 緑色 小、平開せず 広がる
マルバウツギ 星状毛密生 褐色 小、平開 狭まる 橙色の花盤

ウツギ ウラジロウツギ
コウツギ マルバウツギ


■ユキノシタ科アジサイ属・イワガラミ属・クサアジサイ属
 
岩湧山には次の8種が確認される。
木本のアジサイ属のヤマアジサイ、ノリウツギ、コアジサイ、コガクウツギ、ヤハズアジサイ、ツルアジサイ、とイワガラミ属イワガラミ、草本のクサアジサイ属クサアジサイである。
 アジサイ属は低木又はツル性の木本で、葉は対生、花序の中心に小さな多数の両性花、周りを大きな少数の装飾花が取り囲む。装飾花の萼片は花弁状で目立ち、両性花の花弁は退化している。果実はさく果である。

自立┬葉が互生→クサアジサイ
  └葉が対生┬葉先が矢筈状→ヤハズアジサイ
       └楕円形┬円錐花序→ノリウツギ
           └散房花序┬装飾花なし→コアジサイ
                └装飾花あり┬白色→コガクウツギ
                      └色多様→ヤマアジサイ
つる性┬装飾花の萼が1枚一雄しべが15〜20個→ツルアジサイ
   └装飾花の萼が3〜5枚一一雄しべが10個→イワガラミ

名 称 花序 装飾花 萼片 両性花 その他
ヤマアジサイ 散房 白色〜淡青色〜淡紅色 3〜4個 淡青色〜淡紅色
コガクウツギ 散房 白色 1〜3個 淡黄緑色〜黄色
コアジサイ 散房 なし なし 白色〜淡青色
ノリウツギ 円錐 白色 3〜5個 白色
ヤハズアジサイ 散房 緑白色 4個 白色 葉先が矢筈状
クサアジサイ 散房 白色〜淡紅色 3個 淡紅色 葉が互生

ヤマアジサイ コガクウツギ ノリウツギ
ヤハズアジサイ イワガラミ クサアジサイ

名 称 花序 装飾花 萼片 両性花 鋸歯
ツルアジサイ 散房 白色 3〜4個 黄白色 片側30個以上
イワガラミ 散房 白色 1個 白色 片側20個以下